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第二次世界大戦中、スパイとしてナチスに潜入した実在の女優
9月11日(金)より新宿武蔵野館ほかロードショー
第二次世界大戦中のナチス占領下のノルウェーで女優として活躍するソニア・ヴィーゲット。ナチスの国家弁務官ヨーゼフ・テアボーフェンは、彼女の人気に目を付けてプロパガンダに利用しようとしていた。その一方でソニアはスウェーデンの諜報部からスパイとしてナチスに潜入することを要請される……。
ドウェイン・ジョンソン主演の『ヘラクレス』(14)やHBO®の海外ドラマ『ウエストワールド』(16)などに出演し、国際的に活躍するイングリッド・ボルゾ・ベルダルがソニア・ヴィーゲットを体当たりの演技で熱演。
『ダウンサイズ』(17)のロルフ・ラスゴード、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)のアレクサンダー・シェーア、『プラネタリウム』(16)のダミアン・シャペルなど、ハリウッドで活躍するキャストが脇を固める。
監督はノルウェー映画界の俊英イェンス・ヨンソン、脚本は『ヒトラーに屈しなかった国王』(16)のハラール・ローセンローヴ=エーグとヤン・トリグヴェ・レイネランド。 女優として活躍しながらスパイとしてナチスに潜入した実在の女性ソニア・ヴィーゲット。ナチスと闘った彼女を待ち受ける運命とは――。第二次世界大戦の終結から75年。歴史の裏側に隠された驚愕の真実が明かされる。
1913年にノルウェーのノトデンに生まれる。
ノルウェーの国立工芸・芸術産業学校を卒業後、1934年に女優デビュー。
1939年にスウェーデンの作家トルステン・ビルガー・アレクシスフォルデンと結婚し(後に離婚)、スウェーデンでも活躍するようになる。
第二次世界大戦中にスウェーデンの諜報部に協力してスパイ活動に従事。
戦後も女優として活動し、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなどで多数の演劇や映画に出演。
晩年はスペインのラルファスデルピで暮らし、1980年にその地で亡くなった。
2005年に関連文書が公開され、戦時中のスパイ活動が公表された。
第二次世界大戦中のナチス占領下のノルウェーで、ソニア・ヴィーゲットは女優として活躍していた。その人気に目を付けたナチスの国家弁務官ヨーゼフ・テアボーフェンは、彼女をプロパガンダに利用しようと画策する。
その一方でソニアはノルウェーの隣国スウェーデンの諜報部から、スパイとしてナチスに潜入することを要請される。戦線を拡大させて諸国に侵攻していくナチ・ドイツをスウェーデンは警戒し、情報収集に躍起になっていた。
一度はその要請を拒否するソニアであったが、逮捕された父親を解放させるため、テアボーフェンに接近して彼の邸宅に潜入することに成功。次第にテアボーフェンの寵愛を受け、信頼も得るようになったソニアは、ある日、彼からあることを依頼される。それは、ナチスのスパイとして北欧諸国の情報を収集することであった……。
1980年、ノルウェー生まれ。サスペンスホラー『コールドプレイ』(未・06)で映画デビュー。ジェレミー・レナー主演『ヘンゼル&グレーテル』(13)やドウェイン・ジョンソン主演『ヘラクレス』(14)などのハリウッド映画や、HBO®の海外ドラマ「ウエストワールド」(16)に出演するなど、国際的に活躍している。
1976年、東ドイツ生まれ。『50年後のボクたちは』(16)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)、『マルクス・エンゲルス』(17)などの作品に出演。近作にキーラ・ナイトレイ主演の『モーガン夫人の秘密』(未・19)がある。
1955年、スウェーデン生まれ。『Night of the Orangutan』(92)で映画デビューし、スウェーデン版アカデミー賞のゴールデン・ビートル賞で主演男優賞を受賞。アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされた『太陽の誘い』(98)や『アフター・ウェディング』(06)などに出演し、『幸せなひとりぼっち』(15)でゴールデン・ビートル賞主演男優賞に再び輝く。また、マット・デイモン主演『ダウンサイズ』(17)に出演するなど、ハリウッドでも活躍している。
1988年、ベルギー生まれ。出演作品はオウィディウスの「変身物語」をモチーフにした『変身物語 ~神々のエロス~』(未・14)や、ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップの共演が話題となった『プラネタリウム』(16)など。
1980年、ノルウェー生まれ。サスペンスホラー『コールドプレイ』(未・06)で映画デビュー。ジェレミー・レナー主演『ヘンゼル&グレーテル』(13)やドウェイン・ジョンソン主演『ヘラクレス』(14)などのハリウッド映画や、HBO®の海外ドラマ「ウエストワールド」(16)に出演するなど、国際的に活躍している。
1955年、スウェーデン生まれ。『Night of the Orangutan』(92)で映画デビューし、スウェーデン版アカデミー賞のゴールデン・ビートル賞で主演男優賞を受賞。アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされた『太陽の誘い』(98)や『アフター・ウェディング』(06)などに出演し、『幸せなひとりぼっち』(15)でゴールデン・ビートル賞主演男優賞に再び輝く。また、マット・デイモン主演『ダウンサイズ』(17)に出演するなど、ハリウッドでも活躍している。
1976年、東ドイツ生まれ。『50年後のボクたちは』(16)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)、『マルクス・エンゲルス』(17)などの作品に出演。近作にキーラ・ナイトレイ主演の『モーガン夫人の秘密』(未・19)がある。
1988年、ベルギー生まれ。出演作品はオウィディウスの「変身物語」をモチーフにした『変身物語 ~神々のエロス~』(未・14)や、ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップの共演が話題となった『プラネタリウム』(16)など。
1974年、スウェーデン生まれ。カンヌ国際映画祭に出品した『Reparation(原題)』(01)や『K-G for Better or for Worse(英題)』(02)、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『Bror Min(原題)』(02)などの短編映画を手掛けた後、『The King of Ping Pong(英題)』(08)で長編デビュー。この作品でサンダンス映画祭グランプリ、最優秀撮影賞の2部門受賞の快挙を成し遂げる。その他、『スーサイド・スクワッド』(16)のジョエル・キナマンが出演している『Snabba cash - Livet deluxe(原題)』(13)や、TVシリーズの演出も手掛けている。
ソニア・ヴィーゲットは外交官でも軍人でもなく、父親をナチスの強制収容所から解放するためにスウェーデンとドイツの二重スパイになった人気女優です。終戦後も、彼女は名誉も信頼も取り戻すことができず、平穏な生活を送ることは難しかったのです。
ソニアが父親を解放することに成功した理由は、ヨーゼフ・テアボーフェン国家弁務官などのナチスの高官たちと親密になることができたからです。それは彼女の才能に尽きると思います。これは映画にするべき驚愕の事実ではないでしょうか?
また、本作は北欧における第二次世界大戦中のプロパガンダもテーマとしています。我々は政府が一国の文化をコントロールする力を持つことができることを知っておかなければいけません。そういう意味で本作は現代の観客に訴え掛けるものがあると確信しています。
1970年、ノルウェー生まれ。95年に「Glasskår」で小説家としてデビューし、02年に映画化された際に脚本を手掛けたことから脚本家としても活躍するようになる。エリック・ポッペ監督の『おやすみなさいを言いたくて』(13)の脚本をヤン・トリグヴェ・レイネランドと共同で執筆した後、ポッペ監督、レイネランドと再び組んだ『ヒトラーに屈しなかった国王』(16)でノルウェー・アカデミー賞(アマンダ賞)の脚本賞を受賞。その他の脚本作品は『THE WAVE/ザ・ウェイブ』(15)など。
1981年、ノルウェー生まれ。リレハンメルの映画学校を卒業し、短編映画やTVシリーズを手掛けた後、エリック・ポッペ監督の『おやすみなさいを言いたくて』(13)の脚本をハラール・ローセンローヴ=エーグと共同で執筆して注目される。ポッペ監督の『ヒトラーに屈しなかった国王』(16)ではローセンローヴ=エーグと共にノルウェー・アカデミー賞(アマンダ賞)の脚本賞を受賞している。
長い時間を経て、
私達が今、観なければならない映画に出会った…。
他人を演じる才能を変貌させ、女優はスパイになる。
どちらにつくのか、選択を強いられたでしょう。
この事実に当惑した。
夏木マリ
才能に溢れた女性だったからこそ運命がその輝かしい人生を狂わせ始めた。
人に操られ、抜けられなくなった…。
スリリングな展開で魅了させながら家族愛に満ちた一本でもあります。
LiLiCo
映画コメンテーター
冒頭から緊張しっぱなしだ。
女優ソニアはいかにして二重スパイになっていくのか。
主役イングリッド・ボルゾ・べルダルの説得力のある演技に、命を賭けたソニアのリアルな心情が伝わってくる。
美内すずえ
漫画家・『ガラスの仮面』作者
いつの時代も戦争を始めるのは男で、戦争が女の進歩を阻んできたと思っている。
しかし、その絶望の荒れ地を前進しつづけた美しい女優がいたのだ。
したたかに生きる選択をしたソニアを私は裁くことはできない。
近藤サト
ナレーター
美しい北欧を舞台に、敵と味方が最後まで分からない二重スパイという「鏡の中の世界」。
光を抑えた淡泊な映像の中、息詰まる非情な世界を生きた一人の女優の半生が華麗に描かれている。
並木均
『ナチスが恐れた義足の女スパイ』翻訳者
彼女がスパイをするのはお金のためだったのか、それとも喜びのためだったのだろうか?
大柄な彼女と小男のダンスシーンは“ゴッドファーザー”のカップルを思い出し、美しい表情にどこか心情が隠された彼女は、まるでマタ・ハリを彷彿とさせる。
全編を通してスカンジナビア語がやわらかく美しく響く、どこか懐かしい作品でした。
フジコ・ヘミング
ピアニスト
運命は突然やってくる。
すべてが陣営化し、女優は才能と注目ゆえに踏絵を迫られる。
見知ったはずの人が裏切りを働き、人間の恐ろしさがむきだしになるとき、奪われた日常と平穏のかけがえのなさを思う。
最も過酷な状況において確かなものは、結局愛する人を守ることでしかないのかもしれない。
三浦瑠麗
国際政治学者
女優として生きたかった彼女がその華やかさゆえに、戦争に巻き込まれ利用されていく。
「自分の立ち位置はしっかりと示さなければならない」という父親の台詞が、時代を超えて、今を生きるわたしの心にも強く突き刺さってきました。
川上麻衣子
女優
情報を制する者が世界を制す。
ヒトラー支配下のヨーロッパで繰り広げられる諜報戦。
情報機器の発達した今でもなお、スパイのような「人間による諜報活動(ヒューマン・インテリジェンス)」が大事だ。
舛添要一
国際政治学者
美貌、人気、離婚、二重スパイ。まるで「伝説の美女スパイ」、マタ・ハリだ。
ただ、マタ・ハリは素人スパイだったが、ソニアはプロ。
マタ・ハリは濡れ衣でスケープ・ゴート(いけにえの山羊)として処刑されたが、ソニアの運命はどうなるのか。
それを確かめるためにも本作を観る価値はある。
落合浩太郎
東京工科大学教授・『CIA失敗の研究』著者
長い時間を経て、
私達が今、観なければならない映画に出会った…。
他人を演じる才能を変貌させ、女優はスパイになる。
どちらにつくのか、選択を強いられたでしょう。
この事実に当惑した。
夏木マリ
彼女がスパイをするのはお金のためだったのか、それとも喜びのためだったのだろうか?
大柄な彼女と小男のダンスシーンは“ゴッドファーザー”のカップルを思い出し、美しい表情にどこか心情が隠された彼女は、まるでマタ・ハリを彷彿とさせる。
全編を通してスカンジナビア語がやわらかく美しく響く、どこか懐かしい作品でした。
フジコ・ヘミング
ピアニスト
才能に溢れた女性だったからこそ運命がその輝かしい人生を狂わせ始めた。
人に操られ、抜けられなくなった…。
スリリングな展開で魅了させながら家族愛に満ちた一本でもあります。
LiLiCo
映画コメンテーター
運命は突然やってくる。
すべてが陣営化し、女優は才能と注目ゆえに踏絵を迫られる。
見知ったはずの人が裏切りを働き、人間の恐ろしさがむきだしになるとき、奪われた日常と平穏のかけがえのなさを思う。
最も過酷な状況において確かなものは、結局愛する人を守ることでしかないのかもしれない。
三浦瑠麗
国際政治学者
冒頭から緊張しっぱなしだ。
女優ソニアはいかにして二重スパイになっていくのか。
主役イングリッド・ボルゾ・べルダルの説得力のある演技に、命を賭けたソニアのリアルな心情が伝わってくる。
美内すずえ
漫画家・『ガラスの仮面』作者
女優として生きたかった彼女がその華やかさゆえに、戦争に巻き込まれ利用されていく。
「自分の立ち位置はしっかりと示さなければならない」という父親の台詞が、時代を超えて、今を生きるわたしの心にも強く突き刺さってきました。
川上麻衣子
女優
いつの時代も戦争を始めるのは男で、戦争が女の進歩を阻んできたと思っている。
しかし、その絶望の荒れ地を前進しつづけた美しい女優がいたのだ。
したたかに生きる選択をしたソニアを私は裁くことはできない。
近藤サト
ナレーター
情報を制する者が世界を制す。
ヒトラー支配下のヨーロッパで繰り広げられる諜報戦。
情報機器の発達した今でもなお、スパイのような「人間による諜報活動(ヒューマン・インテリジェンス)」が大事だ。
舛添要一
国際政治学者
美しい北欧を舞台に、敵と味方が最後まで分からない二重スパイという「鏡の中の世界」。
光を抑えた淡泊な映像の中、息詰まる非情な世界を生きた一人の女優の半生が華麗に描かれている。
並木均
『ナチスが恐れた義足の女スパイ』翻訳者
美貌、人気、離婚、二重スパイ。まるで「伝説の美女スパイ」、マタ・ハリだ。
ただ、マタ・ハリは素人スパイだったが、ソニアはプロ。
マタ・ハリは濡れ衣でスケープ・ゴート(いけにえの山羊)として処刑されたが、ソニアの運命はどうなるのか。
それを確かめるためにも本作を観る価値はある。
落合浩太郎
東京工科大学教授・『CIA失敗の研究』著者
敬称略・順不同